縮毛矯正で僕が大切にしていること
縮毛矯正は、ただクセが伸びれば成功だとは考えていません。
僕が目指しているのは、自然で柔らかく、乾かすだけでもまとまりやすい髪。
そして何より、今回だけ綺麗にするのではなく、数ヶ月後、さらにその先まで綺麗な髪を維持できる施術です。
そのために、縮毛矯正ではかなり細かい部分までこだわっています。
薬剤は「強ければ伸びる」では選びません
同じお客様の髪でも、根元の新しく生えてきた髪と、以前縮毛矯正をしている毛先では状態がまったく違います。
カラーの履歴やダメージも場所によって異なります。
僕は髪の状態を見ながら、必要に応じて部位ごとに薬剤の強さを変えています。
考え方としては、**クセを伸ばせる範囲で、できるだけ弱い薬剤を使うこと。
必要以上に強い薬剤を使えば、その日は綺麗でも髪への負担は蓄積していきます。
縮毛矯正を何年も続けていくお客様が多いからこそ、「今伸びればいい」ではなく、その先まで考えて薬剤を選んでいます。
アイロンは約5mmの細かいスライスで
縮毛矯正のアイロン工程では、髪を約5mm間隔の細かいスライスに取って施術しています。
時間はかかります。
ですが、細かく取ることで髪全体にできるだけ均一に熱を入れやすくなります。
強い力や必要以上の高温だけに頼るのではなく、一つひとつ丁寧に熱を入れる。
この積み重ねが、僕が目指す**綺麗で自然なストレートにつながると考えています。
「傷んでから治す」より、できるだけ傷ませない
トリートメントも、最後につけて手触りを良くするだけではありません。
施術の前・途中・最後で、髪を守るためのプロテクト、薬剤施術後のデトックス、仕上がりを整えるコーティングなどを使い分けています。
僕が一番大切にしているのは、トリートメントで綺麗に見せることよりも、**そもそも施術で余計なダメージをつくらないことです。**
最初から最後まで僕一人で担当します
僕は基本的に完全マンツーマンで施術しています。
カウンセリングだけ僕がして、その後の薬剤塗布やシャンプー、アイロンを別のスタッフに任せることはありません。
最初に髪を見た人間が、最後まで髪の変化を確認しながら施術する。
特に繊細な判断が必要な縮毛矯正では、これはかなり大切なことだと思っています。
また、複数のお客様を同時に担当しないので、途中で長く待っていただいたり、慌ただしく施術したりすることもありません。
美容室で過ごす数時間を、できるだけゆっくり過ごしていただきたいと思っています。
1回で完璧にできない髪もあります
他店での縮毛矯正やカラーによってダメージが蓄積している場合、無理に一度ですべてを直そうとしないこともあります。
まず「なぜ今この状態になっているのか」をできるだけ分かりやすく説明します。
そのうえで、
今回どこまで綺麗にできるのか。
次回はどうするのか。
これからどうすればもっと扱いやすい髪になるのか。
施術だけでなく、必要であればホームケアまで含めてお伝えします。
無理な施術をしてその日だけ綺麗にするより、半年後、一年後に今より綺麗な髪になっていること。
僕はその方が大切だと思っています。
縮毛矯正は、一度きりではなく長く付き合っていく技術です。
だからこそ、「クセを伸ばす美容師」ではなく、長く髪を任せてもらえる美容師でありたい。
それが、僕が縮毛矯正とお客様に向き合ううえで大切にしていることです。
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